自分に有利になる月々の支払い額を設定することが重要
事業資金を選択するときに、借りられればどこでもいいという考え方もあります。しかし、それでは毎月支払っていくのが苦しくなる可能性があるのです。例えば政府系金融機関と消費者金融では金利が大きく違います。同じ期間で返済するのであれば、毎月支払う金額も変わってきます。毎月の支払い額は金融機関と協議して決定するので、借りる額、支払い期間、金利などを自分に有利になるように設定することが重要です。事業資金は借りることが目的ではなく、借りた後に事業で成功することがゴールです。そのために、事業をしながら資金を返済できるように返済計画を受け入れてくれる金融機関を選ぶ必要があります。なるべく月々の返済額を少なくしましょう。
事業計画で必要となる金額を超える限度額を求める
事業資金を選ぶときにはできるだけ多くの金額を借りられる金融機関を選ぶことが大事です。事業では予想以上の資金が必要になることも想定されます。そのため、ぎりぎりの資金しか用意していないと黒字倒産もありえます。事業計画で必要と見積もった金額を超える額を用意しておくと、精神的にも余裕ができて事業が上手くいくこともあるでしょう。また、必要なる限度額を超えて借りても、トラブルがなければ使わないことも可能です。余剰資産として資金があるのとないのでは大きく違うでしょう。特に初めて事業をする人は想定外のトラブルに見舞われることもあります。そうなったときに余剰資金があると色々な乗り越え方ができます。資金があることで選択肢が広がることが重要です。
事業資金を大手銀行からプロパー融資で借り入れることができれば、金利は1~3%程度になる可能性が高いです。