“算数嫌い”の児童を減らすために、学習塾はどんな授業を行っているのか?


算数には“積み重ね型科目”という特性がある

「大学受験は英語が合否を左右する!」なんてことがよくいわれますが、中学受験ではどの科目がキーになるのでしょうか。それは“算数”です。算数は暗記科目ではなく、これまで学んだ知識をもとにして少しずつ応用させていく積み重ね型科目に分類されます。たとえば掛け算と割り算を理解していなければ、三角形の面積を求めることができないですよね。そのため小学校高学年になってから、算数に苦手意識を抱いてしまうと、わからないことがどんどん積み重なり、中学受験までに軌道修正をするのが困難になってしまうのです。

身近なものを使って算数にリアリティーを持たせる

そこである学習塾は身近なものを利用して算数に対する苦手意識を払拭する取り組みを始めました。たとえば算数には“割合”という単元がありますよね。それを正しく理解してもらうために、講師はスーパーの折り込み広告のコピーを児童に配布して「アイスが全品2割引きになっているけど、150円のアイスが2割引きだといくらになるかな?」という質問をするのです。またグラフの読み取り方を教える授業では新型コロナウイルスの感染者数にまつわるグラフを使います。そして「感染者数の推移を表すときは、どうして円グラフではなく棒グラフが使われるのかな?」と聞くのです。この学習塾では身近なものを利用した授業をすることで、児童は「日常生活の中に、算数で習ったことを使える場面はたくさんあるんだな」と感じ、苦手意識が次第に解消されていく傾向が見受けられるようになりました。

長期間の休校による“学習の遅れ”が懸念されているからこそ、中学受験をする児童を抱えた学習塾はさまざまな工夫を取り入れているのです。

受験対策では予備校もいいですが、定期テストの点数アップには学習塾のほうが自分の進み具合に合わせられます。